御影石以外の墓石

かつては「墓石」といえば御影石がもっとも高級な石材でしたが、現在は御影石以外にもいろいろな素材が墓石に用いられています。
周りと同じような墓石ではなく、オリジナリティを出したいと思われるご家庭も多いですし、見た目にもなんとなく重苦しい雰囲気の御影石を好まない方もいらっしゃいます。

現在、日本で用いられている墓石は、花崗岩(御影石)以外に「閃緑岩」「斑レイ岩」「安山岩」などがあります。
墓に使用される石材を総称して「御影石」と呼ぶこともありますが、実際は上記の四種類に大別され、それぞれの石は採掘された土地や石の成分、色調にちなんで名前が細かく呼び分けられています。

たとえば、愛媛県今治市・伊予大島で採掘された花崗岩を「大島石」と呼んだり、インド原産の花崗岩を「アーバングレー」と称したりすることもあり、花崗岩だからといって皆御影石というわけではありません。
また、御影石だけでも黒に近い石は「黒御影石」、白っぽい御影石を「白御影石」と呼ぶこともあります。

そして最近では、石だけでなく強化ガラスを墓石に使用することも可能になりました。
通常のガラスは割れやすく脆いものですが、強化ガラスは風にも強く、ガラスならではの透明感がお墓にエレガントな印象を与えてくれます。
いわゆる「墓石」のイメージを失くし、外見を美しくしたいというご家庭に人気があります。

また、一部で実用化されている素材としてプラスチックやステンレスなども使われるようになってきています。
どちらも強度が高い素材ですので、地震や風による倒壊に耐えられる素材として、今後ますます一般化するものと思われます。

日本は自然災害の多い国ですので、お墓を建てるならばまずは価格が気になるところですが、その次は石の産地や知名度ではなく「耐久性」にすぐれた素材を比較検討するようにしたいところです。
硬度が高いもので、なおかつ水を吸いにくく、長く建てておける材質がおすすめです。